「Google効果」の光と影

 

こんにちは、そんぽです。

 

皆さんはGoogle効果」という言葉を聞いたことがありますか。「Google効果」とは、情報をGoogleなどの検索エンジンで簡単に検索できると認識することで、その情報を自分の記憶に保存しようとする動機が弱まる現象を指します。

 

私たちの脳は、情報がどこに存在し、どうやって手に入れられるかという点を基に、情報をどのように記憶するかを判断しているのです。

 

この「Google効果」は、私たちの情報収集や学び方、さらには日常の意思決定にも影響を及ぼしています。例えば、以前は図書館や書籍を通じて情報を得ることが一般的でしたが、現代ではスマートフォンやPCの検索機能を使って瞬時に情報を手に入れることができます。

その結果、多くの情報は一時的に知識として頭に入れられるものの、長期の記憶としては定着しづらくなっています。

 

私自身もこの「Google効果」の影響を感じることが多いです。書籍や記事を読んで興味深い情報に出会ったとき、それを後で再度検索できるという安心感から、その情報を深く記憶しようとする動機が弱まることがあります。

 

しかし、一方で職業に関連する情報については、即座に思い出す能力は非常に重要です。私の専門分野である建築設計においても、クライアントとのコミュニケーションの中で基本的な知識や用語をすぐに引き出せる能力は、信頼や安心感を築く上で不可欠です。

 

Google」のおかげで我々はいつでも知りたい情報を調べることができるようになりましたが、それによって私たちの学び方や記憶の方法にどのような影響をもたらされているのか、常に意識しておく必要があると感じています。

 

では、また会いましょ〜