デザインとは差異化のゲームなのか?

 


こんにちは、そんぽです。

 

本日は「デザインの力」について考えていきたいと思います。

 

「デザイン」という言葉は差異化の手段としての側面が強調されることが多いです。かつて、商品の種類が少ない時代、物を生産するだけでそれには価値があり、わざわざ目を引くようなパッケージデザインを用いる必要はなかったです。

 

しかし、現代の市場においては、似たり寄ったりの商品が氾濫しているため、商売における差別化の要としてデザインが重宝されるようになりました。つまり、デザインは他の商品よりも多く売る、または高価に売る手段なのです。

 

行動経済学の観点から見れば、私たちは完全に合理的な生き物ではなく、時としてデザインという「虚構」に引き込まれることがあります。

 

しかし、デザインには人々の生活を向上させたり、世界を意味深くする「デザインの力」を忘れてはいけないです。

 

産業革命の時代には、工業製品の大量生産が可能になった一方で、より人間に寄り添った工業製品を作るべきだというデザインの重要性が高まり、プロダクトデザイナーという新しい職種が生まれました。

 

デザインの価値を商業主義的に評価する時代から、新しい尺度で判断する時代にシフトしていくべきなのだろうと思います。

 

では、また会いしましょう。