モノ・サービスの本当の価値を考える
こんにちは、そんぽです。
本日は、私たちの生活に欠かせないもの、お金について考えてみたいと思います。
皆さんに1つ質問があります。それは、「モノ・サービスの価値は、お金なのか、それとも効用なのか?」というものです。
この質問は、田口学さんの「お金の向こうに人がいる」という本から引用したものです。
質問の答えは「効用」です。
効用とは、具体的には「モノを使った時に得られる効果」を指します。当然のことながら、人によって効用は異なります。例えば、ブランド品のバッグに魅力や価値を感じる人もいれば、全く感じない人もいるでしょう。
お金と効用、この2つを考えたとき、お金は明確に測定できますが、効用は人それぞれで、なおかつ明確に測定することは難しいのです。つまり、効用を具体的に測定することができないため、価格が基準として用いられています。
だけど、値段の付け方は必ずしも効用を基準にしているわけではなく、魅力を増幅するための手法として、価格の水増しを行う人たちも存在します。だからこそ、私たち消費者が「定価が価値」と単純に信じてしまうと、どんなに素晴らしい効用のある商品を生産者が作っても、「お買い得」と感じてもらうことができないのです。
このことから、一人一人の消費者が価格だけでなく、自分にとっての実際の効用を大切にし、それを追求することが、生産者も消費者も双方が幸せになるための鍵だと思います。
例えば1000円のワインの価値は、単に1000円ではなく、それが誰かを幸せにする効用にあるということです。あなたが支払ったお金の背後には、その商品やサービスを提供してくれる人々が存在し、彼らもまた私たちを幸せにしてくれる存在なのです。
では、また会いましょ〜。