「人」が鍵となる地方創生


こんにちは、そんぽです。

 

私は以前、徳島の南の地域で地方創生の仕事を行っていました。その経験を通して、私が感じた特定の違和感について共有したいと思います。

 

その違和感とは、「お金があれば何でもできる」という考えを持つ人が多いと感じたことです。しかし、物事を実現するのは「お金」ではなく、実際に手を動かす「人」なのです。

 

実際にお金が投じられたとしても、その資金を活用する人の能力や資質が不足していれば、効果的な地方創生は難しいのです。例えば、1億円の予算を持って「まちづくり」の仕事を委託される場面を想像してみてください。その成果は、委託される人の能力や専門知識、経験に大きく依存します。

 

私が地方創生の現場で痛感したことの一つは、なぜ日本の地方創生が難航しているのかという問題点です。

 

多くの要因が考えられるでしょうが、単純に言ってしまえばお金が流れた先の人達が価値のないことを行っていることが大きな原因でしょう。その問題は案外根深くて、根本的には「教育の問題」であると感じています。

 

従来の学校教育の詰め込み型のスタイルを継続する限り、学生が地方での実際の課題を解決するための能力を培うのは難しいでしょう。より実践的なプロジェクトベースの授業やホームスクーリングの導入など、学びのスタイルを変革することで、地方創生の活動におけるクリエイティビティや問題解決能力を養えるのだと思います。

 

最後に、「お金」がものを作るのではなく「人」がものを作るということを忘れてはならないと思います。多額の資金を投じても、それを活用する人の能力が不足していれば、投資は無駄になる恐れがあります。これが、地方の多くで起きている問題点であると感じています。

 

では、また会いましょ〜