「サピエンス全史」を聞き始めました。

 

こんにちは、そんぽです。

 

最近は「耳読」で『サピエンス全史』を聞いています。
まだ全ては聞き終わっていませんが、この本は非常に面白く、歴史的な名著であるということは間違いないでしょう。


『サピエンス全史』の内容をざっくりお話しすると、なぜホモサピエンスが動物の頂点にいるのかを説明した本です。その主な理由はホモサピエンス、すなわち我々に、虚構を信じる能力があるからです。虚構とは、一言で言えば「嘘」のようなものです。しかし、私が言っている「嘘」とは詐欺罪になるようなものではありません。

 

虚構とは、我々が決めた概念や共有の信念のことを指します。

 

例えば、お金です。我々はお金に価値を見出し、それを使って物を購入したり労働者を雇ったりしています。しかし、そのお金の実際の原価は数十円に過ぎないかもしれません。それでも、そのお金に莫大な価値を見出し、我々は日常生活を送っています。そして、お金が循環することで文明が進歩し、多くの資源が人間にとって便利なものとして活用されています。

 


また、国家も一つの虚構です。

我々が国家という概念を信じることで、大きな集団を作ることができます。人間が動物の頂点にいる理由の一つは、大きな集団を作れる能力にあります。例えば、猿の集団は数十、数百といった単位で形成されますが、人間は数千、数万、さらには数百万という大きな集団を形成することができます。このような大規模な協力体制が、人間を動物界の頂点に立たせているのです。

 

『サピエンス全史』は文章量の多い本ですが、その内容は非常に示唆に富んでいます。なかなか本を読む時間がない方は、オーディオブックで1度聞いてみるのはいかがでしょうか。

 

では、また会いましょ〜