中身が無理なら表層だけでも変えてみよう

 

こんにちは、そんぽです。

 

今日はまちづくりについての経験と考えを共有したいと思います。

 

以前、私は徳島の南の方でまちづくりに携わっていました。その活動の主な焦点は、商店街の活性化で、住民たちと共に取り組んできました。

 

「まちづくり」というと、住民たち一人一人の意識や価値観が変わって、その変化が街の雰囲気や姿に反映されるというビジョンを持つ方が多いでしょう。私も初めはそのようなビジョンで取り組み始めました。

 

しかし、人々の内面や価値観を変えるのは、非常に難しいことです。たとえば、突然アメリカに移住するという大きな変化があれば、その環境変化によって価値観や意識が変わる可能性はあります。しかし、田舎の町での日常生活の中で、急激な変化を期待するのは現実的ではありません。

 

そこで、私はまずは地域の「表層」を変えてみるというアプローチを取りました。人間の例で言うと、内面を変えるのは難しくとも、見た目やスタイルを変えるのは比較的簡単です。服装や髪型、メイクなどの変化で、短期間で大きく印象が変わります。同様に、まちづくりでも表層を変えることで、住民や訪問者の印象や気持ちを変えることができるのではないかと考えました。

 

具体的な取り組みとしては、新しいプロジェクトの立ち上げや、その活動の様子をメディアやSNSで積極的に発信することで、多くの人々にその変化を知ってもらうことを心がけました。

 

また、その地域の活動報告の資料を作成し、広く県内の関係者や住民に配布することで、まちづくりの取り組みへの関心や理解を深める努力をしました。このような活動の結果、3年後には県からのまちづくりの表彰を受けることができました。

 

最後に、まちづくりの中で重要なことは、住民たちが地域に関心を持って行動し、小さな成功体験を積み重ねることだと思います。私の取り組みの中で不完全燃焼だったのは、住民の意識や取り組み方の変化を十分に生むことができなかったことです。

 

しかし、人からの見られ方の変化を通じて、徐々に中身を変えていくモチベーションが生まてれていくかもしれないという淡い期待も一方ではあります。

 

では、また会いましょ〜