「好きな監督の好きな映画作品を教えて!」
こんにちは、そんぽ です。
今日は私が好きな監督の作品というテーマでお話していきたいと思います。
「好きな監督の好きな映画作品を教えて!」だけだと、これといった作品が思い浮かばないので、今年見た最も印象深かった映画を1つ挙げます。
それは外山文治監督の「茶飲友達」です。
この作品は金沢のシネモンドというミニシアターで見ました。
内容は、高齢者売春クラブを運営する主人公、佐々木マナ(役:岡本玲)を中心に描かれます。
この作品が非常に印象的だったのは、若者と高齢者の孤独という問題を埋め合わせるために「茶飲友達」という組織が存在するように感じたからです。
私は以前、現在住んでいる石川県よりももっと田舎で生活しており、高齢者や若者が抱える問題に意識を持つようになりました。
それはコミュニティが崩壊しつつあるということでした。
地方の田舎であっても、お年寄りや若者が寂しさを感じている、そういった現状を目の当たりにしました。
そういうこともあり、「茶飲友達」というビジネスモデルは、現代の日本における問題解決の回答のように感じました。
「茶飲友達」という組織は、お金だけを求めて集まった人たちによる組織ではなく、お金以外の絆や仲間が中心にあり、お金がその周辺を回っているような理想的なシステムに見えました。
そのため、「茶飲友達」という組織が非常に強固なシステムとして成立しているように感じました。
しかし、最終的には、ある事件をきっかけに組織は一気に崩壊します。
その結末は少し強引に感じましたが、些細なきっかけで崩壊するようなコミュニティが今の日本に広がっているというリアリティを鑑賞者に突き付けたかったのかもしれません。
私がこの映画を見たのは、4ヶ月ほど前です。今は映画館での上映はないかもしれませんが、そのうちDVDやサブスクリプションで視聴できると思います。ぜひ、皆さんも見てみてください。
では、またお会いしましょう〜