第4次AIブームの到来

artificial intelligence




こんにちは、そんぽです。

 

皆さんは「ChatGPT」という名前を聞いたことがありますか?

ITやAI関連のニュースでよく取り上げられ、今、多くの人たちが注目しています。ChatGPTは単なる技術的進化以上の存在です。それは、私たちのAIとの関わり方、そしてAIの操作そのものが変わろうとしているからです。

 

AIの歴史を振り返ると、1950年代から始まり、それ以降、いくつかのブームを経て、現在に至っています。

以下は、これまでのAIブームの概要をまとめたものです。

 

 

第1次AIブーム(1960年代 - 1970年代初頭)
この時期、コンピュータは特別なものとして主に大学や研究所で使用されていました。トランジスタの発明によって、真空管を使用していた時代から、より小型で信頼性が高く、エネルギー効率の良いコンピュータが実現されました。さらに、集積回路(IC)やLSI技術の導入により、一つのチップ上に多数のトランジスタを集積することができるようになり、コンピュータの処理速度や計算能力が大幅に向上しました。また、OS(オペレーティングシステム)の出現によって、コンピュータの操作がより直感的になり、一般のユーザーも容易にコンピュータを利用することが可能となりました。。

 

第2次AIブーム(1980年代 - 1990年代)
家庭に「パーソナルコンピュータ」が普及し始め、多くの人々がコンピュータを手軽に利用するようになりました。この時代、トランジスタの技術が進化し、それに伴いPCの性能も向上しました。このPCの性能向上は「ムーアの法則」として知られ、これは約2年ごとにトランジスタの数が倍増するという予測です。さらに、WindowsMacといった誰でも簡単に操作できるOSの登場により、コンピュータは日常生活の中で欠かせないものとなりました。インターネットの普及も加速し、情報の共有がこれまで以上に容易になりました。

 

第3次AIブーム(2010年代-)

AI技術の中でも「ディープラーニング」が特に注目を浴びるようになりました。ディープラーニングは、多層のニューラルネットワークを用いて膨大なデータから学ぶ技術であり、これを使うことで、コンピュータは高度な認識や判断を行うことが可能となりました。また、技術の進化に伴い、トランジスタのサイズが小さくなり過ぎることによる電力消費や発熱の問題が浮上しました。これを解決するために、ディープラーニングの計算に特化したGPUというチップが注目され、その活用が進みましたこの技術はスマートフォンやPCのスマートアシスタントなどとして組み込まれ、さまざまなサポートが提供されました。このブームの象徴として「AlphaGo」が囲碁の世界チャンピオンに勝利し、AIの進化と可能性が世界中で大きな話題となりました。

 

 

そして2022年11月に、ChatGPTという新しいAIが無償公開されました。

このAIの特徴は「ジェネレーティブAI」という技術を持っていることです。これは、私たちが指示を出すと、過去の大量の情報から新しい答えや内容を作り出す技術のことを指します。でも、このジェネレーティブAIは新しいわけではありません。

 

ChatGPTの一番の魅力は、普段の会話のような自然言語で、このAIに話しかけられる点です。

 

以前のAIは、技術者や研究者の特別な知識が必要でした。でも、今は、AIはもっと身近になってきて、私たちの日常をサポートするツールに変わっています。実際、松尾豊教授は「AIブームはもはや第4次に入ったかもしれない」と指摘されています。

 

2022年にChatGPTが登場し、その後、グーグルは「Bard」という新しい対話型AIをリリースしました。さらに、マイクロソフトもChatGPTを検索技術に取り入れるなど、第4次AIブームの中での競争が激しくなっています。日本もこの新しいAIの波に乗る必要があり、今がその大切な時期です。

 

では、また会いましょう〜。